尿道留置カテーテル使用率
更新日: 2017年8月19日
指標の説明・意義
尿道カテーテルは、自身で排尿が困難な患者の尿道に設置するカテーテルですが、長期間留置されていると細菌感染のリスクが高まることから、管理の徹底が必要となります。
尿路感染症は、細菌感染の中でも最も多く、約40%を占め、その80%が尿道留置カテーテルによるもの、すなわち、CAUTI(catheter-associated urinary tract infection)です。医療機関で起こる血流感染の15%はCAUTIの合併症であると推計されており、その寄与死亡率は15%を越えます。CAUTIのリスクは医療機関、診療科、患者特性に左右されますが、エビデンスの高い予防策の実施により、CAUTIの65%~70%は予防可能です。
本指標は、この尿路感染症発生率を算出するための前段階指標となり、どのくらいの患者に尿道留置カテーテルが使用されているかを確認しています。
指標の種類
プロセス指標
定義
分子 :入院患者で尿道留置カテーテルが挿入された患者数
分母 :入院延べ患者数
グラフ
- 死亡退院患者率
- 退院後2週間以内の退院サマリー記載率
- 紹介率
- 逆紹介率
- 救急車受け入れ件数
- 剖検件数
- 退院後3日以内の再入院率
- 脳卒中地域連携パス使用件数
- 人間ドック等受診者数
- 入院患者の疾病件数
- 手術件数
- インシデント・アクシデント発生率
- 入院患者の転倒・転落発生率
- 転倒・転落発生者における損傷2レベル以上の転倒転落発生率
- 転倒・転落発生者における損傷4レベル以上の転倒転落発生率
- 褥瘡有病率
- 褥瘡推定発生率
- 褥瘡発生率
- 身体抑制実施率
- 身体抑制患者における療養病棟での抑制解除率
- 手術患者における静脈血栓症の予防行為実施率
- NST検討実施率
- 特別食比率
- 準清潔手術が施行された患者に対する手術部位感染の発生率
- 準清潔手術が施行された患者に対するSSI予防のための抗菌薬4日以内の中止率
- 尿道留置カテーテル使用率
- フットケア実施件数
- 糖尿病透析予防指導率