院内感染対策のための指針
更新日: 2009年5月18日
1.院内感染対策の基本的な考え方
公立学校共済組合北陸中央病院(以下「病院」という。)において患者と病院職員に安全で快適な医療環境を提供するために、感染予防と感染制御の対策に取り組みます。
2.院内感染対策の組織
病院における感染対策の策定と推進のために、「北陸中央病院院内感染対策委員会」を設置して、月1回定例会議を開催します。
感染対策の実施のために、医師・看護師・薬剤師・臨床検査技師・事務職員等からなる北陸中央病院ICT(Infection Control Team:感染対策チーム)組織して、感染対策の実務を担当しています。
感染対策の円滑な運用のために、リンクナース(看護部感染委員会メンバー)がICTを補佐しています。
3.職員の研修
病院職員に対して、感染対策に対する意識向上を図るため、全体研修を年2回行うほか、必要に応じて随時研修を行います。
4.感染症発生状況の報告
病院における感染症の発生状況は「院内感染週報」として週1回病院グループウエア(GW)に掲載して周知するほか、必要な場合は、紙面情報として院内に周知します。
5.院内感染発生時の対応
感染症患者が発生した場合は、ICTへ報告するほか、ICTは必要な対応を行います(通常時対応)。「感染症患者」とは、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」(以下「感染症法」という。)の対象疾患や院内感染の恐れのあると判断されるものすべてを言います。
感染症患者の発生の緊急時(重大な院内感染等の発生)には、ICTは速やかな対策を講じます(緊急時対応)。
届出義務のある感染症患者が発生した場合は、感染症法に準じて行政機関へ報告します。
6.患者等による指針の閲覧
この指針は、患者様等に感染対策への理解と協力を得るため、院内掲示や病院ホームページ(HP)に掲載等を行い、積極的な閲覧の推進に勤めます。
7.院内感染対策の推進
「病院感染対策マニュアル」を整備して、定期的な見直しと病院職員への周知徹底を図ります。
平成20年10月11日制定
平成21年1月28日改正
北陸中央病院院内感染対策委員会