• 医師募集
  • 看護師募集
  • その他職員募集

病院長ご挨拶

更新日: 2022年10月1日


令和4年度下半期スタートのご挨拶


 かれこれ3年近く続いたコロナ禍も、第7波では感染者数は多かったのですが、感染者の多くは軽症から無症状となったため、世の中も何となく気が緩んで来ているように感じます。政府も積極的に経済活動を後押ししており、第7波収束後は季節性インフルエンザと同等の「5類相当」への引き下げを検討しているフシがあります。検討という言葉を多用するため「検討使」と揶揄される岸田総理には、検討する(=何もしないと同義語)のではなく、適切な時期に適切な判断をはっきりと語ってほしいと願っています。円安の進行や入国制限の緩和なども相まって、街ではマスクをしていない外国人観光客の姿もよく見るようになりました。世界全体が躍動し始めていることを実感させられます。
 しかし、医療従事者としては感染対策への心構えはしっかりと持ち続ける必要があると思っています。Covid-19という見えないウイルスを相手に、感染を100%防ぐことは不可能に近いと思われ、現実には当院でも7月に初めてCovid-19のクラスターを経験しました。その経験を経てからは、必要以上にCovid-19感染を恐れることなく、やるべき感染対策をきっちり講じて、北陸中央病院の医療従事者としての使命(=公立学校共済組合員や小矢部市民の健康保持と感染からの防御)を遂行しようという考え方に切り替わっています。一連のコロナ対応には苦慮して来ましたが、困難を経てスタッフの結束力が高まったのも事実です。この経験を今後の病院運営にしっかりと生かして行きたいと思っています。
 この上半期の期間内にも国内・外では、ロシア・ウクライナ戦争の長期化、それにともなう資材価格高騰や物品不足による生産性の低下、極端な円安に伴う物価高やインフレの不安、安倍晋三元首相の襲撃死、それに続く反対意見の多い国葬の実施、統一教会問題、英国エリザベス女王の死去と厳かな国葬、地球温暖化に伴う自然災害の多発など、多くのイベントがありましたが、スペースの関係でそれらについての記載は今回は省略します。
 病院の経営状況につきましては、令和3年度は外来患者数、入院患者数、ドック受診者数、手術件数、検査件数などがいずれも平年並みに復帰して、最終的には6年連続の黒字経営となりました。これも小矢部市医師会の先生方を始めとした各医療機関から患者さんをご紹介頂いた事、また小矢部市からは恒常的な補助金を頂けている事、などのお蔭であると感謝しています。令和4年度上半期の経営状況につきましては、残念ながら7月に1病棟において、Covid-19のクラスター発生を経験し一時期、当該病棟は籠城を余儀なくされたため、入院患者数が減少し黒字経営の危機状態に陥りました。幸いにも、罹患された患者さんやスタッフは多くが軽症であったため、全員が早期に回復されて、病棟機能も早期に平常運転に戻す事が出来ました。すでに上半期は黒字を計上出来ていますが、下半期にはさらに上乗せして、次年度に購入予定の高額医療機器や病院建物の保守のための財源として確保し、北陸中央病院の基盤を万全にし、さらには飛躍させたいと思っています。
 学術面では、小矢部市民に健康を啓発する目的で開催している当院主催の「小矢部市民健康フォーラム」を、今年度は2年ぶりの9/11(日)にクロスランドおやべ・メインホールに、約250人の市民の皆さんにお越し頂いて開催しました。今回は「内視鏡手術の達人に学ぼう!」というテーマで、一般講演を北陸中央病院・泌尿器科部長の池田大助先生に「オシッコのトラブル~排尿障害の原因、検査、治療について~」という演題で、また特別講演を金沢大学消化管外科の稲木紀幸教授に「胃腸外科に対する外科的治療最前線」という演題でお願いしました。両演題共に分かりやすく、会場からは多くの質問があり、このフォーラムを楽しみにされていた地元市民の関心の高さが感じられ、主催者としても嬉しく思えた次第です。来年度もまた、同じような時期にフォーラムが実施できます様に準備して行きますので、その時はクロスランドおやべ・メインホールでまた、多くの小矢部市民の皆様にお会いできる事を楽しみにしています。一方、ケーブルテレビでは今年度も毎月第4週目の月曜~日曜の1週間、健康サポート番組を放送しています。色々な分野の医療情報を当院スタッフや開業医の先生方が分かりやすく解説しますので、こちらも是非ご覧頂けたらと思います。
 令和4年度下半期も北陸中央病院は、地域・職域の医療を守って行く所存です。患者さんにとって、訪問しやすい敷居の低い病院となれるように、職員一同頑張って行きます! 下半期も、北陸中央病院をよろしくお願い申し上げて、本稿を終わらせて頂きます。                 
                                              (令和4年10月1日)