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病院長ご挨拶

更新日: 2021年4月1日


令和3年度上半期スタートのご挨拶


 今冬は3シーズンぶりの大雪と1年間続いたコロナ禍の影響で、社会情勢も自分の心身も低空飛行の状態でしたが、季節は確実に春へと向かっています。北陸3県では観測史上最も早い桜の開花宣言が出され、3月中に満開を迎えました。東京では3/22に満開となりましたが、花見客も少ないまま散り始めている様です。直近の話題としては、3/25より東京オリンピックの聖火リレーが福島県をスタートし、全国各地を回り始めました。開催前に色々と問題が噴出し、7月開催も危ぶまれて来た東京オリンピックですが、聖火リレーが始まりいよいよ開催のゴーサインが出たという事でしょうね。一方、COVID-19に関しては、富山県内でも変異株の感染者が出現した事や、やや遅れていた医療従事者へのワクチン接種がついに4月中旬に確実に始まる事、などがあげられます。引き続いて、高齢者や一般市民の皆さんへの接種の開始ももう間近だと思われます。ワクチン接種により社会全体で集団免疫を獲得できれば、世界に蔓延したこの未曽有の感染症も、いよいよ終息に一歩近づけるものと期待されます。
 北陸中央病院では、COVID-19の感染状況を見ながら、入院患者さんへの面会制限を強化したり緩めたりを繰り返して、免疫能の低下した入院患者さんへの感染を予防する対策を実施して来ました。ご家族の皆様には大変にご不便をおかけして来ましたが、お蔭様で当院ではCOVID-19だけでなくインフルエンザやノロウイルスなどの院内感染を1例も起こす事なく1年間を過ごす事が出来ました。これからも、県内のCOVID-19の感染状況やワクチンの接種状況などを見ながら、面会制限の加減をして行きたいと思います。皆さんにはもうしばらくのご辛抱をお願いして、共にこの難局を切り抜けて行きましょう。ただし気を緩め過ぎますと、コロナ感染はリバウンドして第4波に発展し、これまでの努力も水の泡になってしまいますので、どうかご注意をお願いします。
 新年度に入り北陸中央病院にも、各部署にフレッシュな人材が多数入職し、彼・彼女らから発する新鮮な息吹を感じています。医務局においては、整形外科で医局人事による異動が1件ありました。2年間頑張ってくれた上島Drが開業のために退職されましたが、新たに高戸 慶Drをお迎えする事ができ、とても嬉しく思います。高戸Drは平成13年卒業の新進気鋭の整形外科医で、富山西総合病院からの異動であり、これからは小矢部市民や公立学校共済組合の先生方のために大いにその実力を発揮してくれるものと期待しています。新しく仲間入りした医師・コメディカルの各人につきましては、「あいの風ほくりく」4月号の自己紹介の欄に掲載しますので、ぜひご参照頂きたいと思います。
 令和2年度はコロナ禍の影響で、前半は患者さんの病院への受診控えなどから、外来患者数、入院患者数、ドック受診者数、手術件数、検査件数などが軒並みに減少し、病院経営的にも負の影を落とし、赤字計上が何ヶ月か続きましたが、年度後半からは持ち直して来て、最終的には何とか黒字に到達する事ができました。これで5年連続の黒字経営となります。これも小矢部市医師会の先生方を始めとした各医療機関から患者さんをご紹介頂いた事、また小矢部市からは恒常的な補助金を頂けている事、などのお蔭であると理解しています。いつも言っている事ですが、日々進化する現代医学に立ち遅れないために、高額医療機器等も更新して行かなくてはならず、病院経営において経常収支の黒字化は最低限の必須事項であると考えています。病院スタッフには日頃からこの事を伝えており、スタッフもそれに応えて、忙しいながらも頑張ってくれたお蔭で、目標を達成する事が出来たと思っています。一方、市民病院を持たない小矢部市においては、当院が市民病院的な機能を果たす事も重要な役割ですので、行政からの要望にはできる限りお応えして行きたいと思っています。
 学術面では、小矢部市民に健康を啓発する目的で開催している当院主催の「小矢部市民健康フォーラム」を、昨年度はコロナの影響が少ない令和2年8月下旬に実施しました。クロスランド小矢部メインホールにおいて、万全の感染予防対策を講じて、脳外科・耳鼻科・歯科から「頭頚部疾患」の講演をしてもらい、好評を頂きました。今年も9月4日(土)に、同じくクロスランド小矢部メインホールで開催する予定ですので、多くの小矢部市民の皆様にご来場頂ける事を期待しています。金沢大学胃腸外科の稲木紀幸教授に胃腸疾患に関する特別講演を依頼しています。一方、ケーブルテレビでは今年度も毎月第4週目の月曜~日曜の1週間、健康サポート番組を放送します。色々な分野の医療情報を当院スタッフや開業医の先生方が分かりやすく解説しますので、こちらも是非ご覧頂けたらと思います。
 今年度も北陸中央病院は、地域・職域の医療を守って行く所存です。患者さんにとって、訪問しやすい敷居の低い病院となれるように、職員一同頑張って行きます! 今年度も、北陸中央病院をよろしくお願い申し上げて、本稿を終わらせて頂きます。
                
令和3年4月1日
病院長  清 水 淳 三