入院患者さんの投薬管理について
入院からの投薬管理の流れについて
薬剤師視点での入院患者さんの投薬管理について説明します。
1.持参されたお薬を鑑別します(薬剤師外来で、患者さんの薬剤使用状況を把握している場合もあり)。
2.実際に患者さんやご家族と面談して、お薬の使用状況を伺います。
3.患者さんの生化学検査の結果等から患者さんの身体状況を評価します。
4.持参薬を評価します。
5.持参薬を含めた治療薬全体について、薬物治療計画を立案します。
6.持参薬使用について、主治医と協議をします。
7.入院中の薬剤について、継続的に評価します。必要に応じて、ご本人・ご家族に説明をします。
8.医薬品供給不足による医薬品の変更時にご本人・ご家族に説明をします。
9.必要に応じて、看護師等、メディカルスタッフと薬物療法について、協議をします。
10.必要に応じて、多職種カンファレンスで、薬物療法について協議をします。
11.退院時に入院中に使用した薬剤について、患者さんとご家族にお知らせします。また、退院時の処方薬について説明します。
本院で参考にしている資料(一部抜粋)
治療薬マニュアル2024
保険薬事典Plus 令和6年4月版
日本腎臓病薬物療法学会 日本腎臓病薬物y朗報学会誌 特別号改訂4版
日本老年学会 高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015
日本語版サンフォード感染症治療ガイド
感染症プラチナマニュアルVer.8
日本結核病学会 結核診療ガイド
周術期管理チームテキスト第4版
がん化学療法レジメンハンドブック改訂第7版
実践 妊娠と薬 第2版
薬・毒物中毒救急マニュアル改訂6版
今日の診療ベーシックweb
日本内科学会 内科救急診療指針2022
北陸中央病院ではジェネリック医薬品およびバイオ後続品を積極的に使用しています
北陸中央病院では、ジェネリック医薬品およびバイオ後続品を積極的に使用しています。病院内では、特別に患者さんからのお知らせがない限り、病院内で採用している医薬品を使用していただきます。院内のジェネリック医薬品使用率は97.4%(2023年度実績)ですので、かなりジェネリック医薬品の利用が進んでいます。
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