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検体検査

更新日: 2018年3月7日


①一般検査


尿、便、髄液、穿刺液(腹水、胸水、心のう液など)などの検査です。
・尿検査:尿の成分から、腎臓や泌尿器系臓器の状態を評価します。
 また、膀胱や尿道にできた腫瘍についても調べることができます。
・便検査:消化管からの出血を便中の潜血(ヘモグロビン)で調べたり(便潜血検査)、便の中に寄生虫卵や虫体がないかどうか調べたり(寄生虫検査)します。
・髄液検査:中枢神経疾患(発熱、頭痛、嘔吐、痙攣などを症状とする)の診断や病態を把握するための検査です。
・穿刺液検査:胸腔や腹腔内に循環障害、炎症、悪性腫瘍の浸潤などがあると胸水、腹水が異常に貯留します。その原因疾患を鑑別する検査です。


②血液学的検査


血算、末梢血液像、凝固・線溶系などの検査です。
・血算:赤血球、白血球、血小板の数や大きさ、ヘモグロビン濃度などを調べる検査です。貧血や白血病、血小板減少症などがないか調べます。
・末梢血液像:白血球分類とも呼ばれます。白血球を5種類(好中球、リンパ球、単球、好酸球、好塩基球)に分類します。また、赤血球に異常がないか、幼若細胞(本来は骨髄の中にしかない細胞)や異常な細胞がないかを調べます。
・凝固・線溶系検査:血液を固めて傷口をふさいだり、血栓を溶かしたりする働きを調べる検査です。


③免疫・血清学的検査


感染症、腫瘍マーカー、ホルモン、アレルギーなどの検査です。
・感染症検査:B型肝炎、C型肝炎、HIV、梅毒などを調べます。
・腫瘍マーカー検査:癌診断の補助に有用な検査です。
・ホルモン検査:インスリン、甲状腺ホルモン、性腺ホルモンなどを調べます。
・アレルギー検査:自分のアレルギーの原因を調べます。
アレルギーの原因物質として、花粉、ダニ、卵、カビなどがあります。(100種類以上)
その他に、心不全や心筋梗塞などの心疾患のリスクを調べる検査等もあります。


④輸血検査


血液型検査(ABO式、Rh式)、交差適合試験(輸血する血液が患者様に適合しているかどうかを調べる検査)などを行っています。


⑤血液化学的検査(生化学検査)


栄養分を消化・吸収し、老廃物を排泄する働き(代謝)に関わる臓器の状態を、血液に含まれる糖や脂質、タンパク質などの成分を血液から調べる検査です。糖尿病、動脈硬化、肝機能障害、腎機能障害などがないか調べます。